UNDEADLINE

2019-10-05

アンデッドライン

T&E SOFT版『魔城伝説』、といった趣の強制縦スクロールシューティング。ファンタジー世界観で自機は人間キャラクター(MD版を除き性能の違う3人から選ぶ)。
1989.07.22 MSX2(オリジナル)
1990.09.27 X68000
1991.12.20 MD

アイテム

武器アイテム

 関連パラメータはST。前方に斧を投げる。斧は一定距離を進むとブーメランの様に帰ってくる。パワーアップすると連射数と射程距離が伸びる。

投げナイフ 関連パラメータはST。最初は3WAYが1発だが、パワーアップを繰り返すと、最終的に前方に3WAY*3発、後方に3発のナイフを発射できる。ただし攻撃力が低い上、パワーアップするまではとにかく連射が効かないので注意が必要である。

アイス 関連パラメータはMP。グラディウス方式のレーザーで、ワインディング可能。パワーアップすると自機の左右から1本ずつ交互に発射されるが、真正面に発射する事が不可能になり、一部のマップでは非常に不利になる。

ファイアー 関連パラメータはMP。前方に暫く燃え続ける炎を投射する。パワーアップするごとに連射数が増え、最終的には火炎放射器のような事態になる。攻撃力は高いが射程は短い。

エッグ 関連パラメータはMP。自機の動きを遅れてトレースする、グラディウス方式のオプションが付く。前方にしか攻撃できないが速射能力、射程に優れ、使い勝手がいい。

ブーメラン 関連パラメータはDX。文字通りブーメランである。斧と似ているが、こちらはレバーを入れた方向に発射することが可能。だが、ヘタに斧より射程が長いため、初期段階では非常に弱い。しかしながら、最高までパワーアップすると誘導弾となり、攻撃力は弱いものの、最強兵器候補となる。

その他のアイテム

青い薬 体力回復。
赤い薬 体力減少。
黄色い薬 一定時間無敵。
黒い薬 武器がパワーダウンする。
ダイナマイト 画面内の敵を瞬時に殲滅。
 敵の攻撃を何発か無効化できる。
赤いブーツ 自機の足が速くなる。
灰色のブーツ 自機の足が遅くなる。
P 武器が最強ランクまでパワーアップする。
ダイヤモンド 得点を得られる。
? ショットで撃つごとに、ランダム>青い薬>赤い薬>黄色の薬>ダイナマイト>1UP(通常武器)>黒い薬>P>以降ランダム、と変化する。

妖精 マップ上の特定の場所に弾を撃ち込むと出現。ステージ終了後に自機のステータスを向上させることができる。

X68000版で追加されたアイテム

 近接武器。攻撃力は高いようだが、敵への接近戦を強いられる。パワーアップすれば衝撃波を飛ばせるようになる。
鎖鎌 自機の操作にそって軌道が変わる。連射は効くようではある。
光輪 

MD版で追加されたアイテム

アイアン・ボール 1ゲーム中に3回まで、使うことができ、プレイヤーの周りを回りながら、敵や敵の弾など、ほとんどの攻撃を防ぐ。しかし、一定のダメージを受けると消える。

ストーリー

古代より王国ジタンの歴史は、魔物との戦いの歴史である。隣り合う6つの魔界との接点、「結界」から魔物があふれ出し、人々を苦しめてきた。そこで偉大なる魔道士ロシュファは、結界を封印し、魔物たちを封じ込めた。しかし、先王ファーレンハイトの時代に、無能な魔導士たちが、その封印を破ってしまったのだ……。

再びあふれ出した魔物たちとの戦いに疲れ果てた、現国王ファーレンハイト二世は、永く病の床に着いていた。若き王妃アルテアが、王に代わって兵を率いるが、消耗しきった軍勢は敗走を繰り返す。そして、ついに結界は、ジタン城の近くまで迫っていた。

戦士レオン、魔道士ディノ、忍者ルイカ。王妃を慕う若者たちは、結界を封じる「ロシュファの魂」を奪い返すため旅立った。3人の勇者の物語はここから始まる…。

ストーリー MD版

まだこの大地に人が現われる前、神族と巨人族と呼ばれる者たちがいた。その2つの種族はどちらがこの大地の覇者かを得るために、互いに相手を殺し合ってきた。そして幾年が過ぎたのち、巨人族は大地を揺るがすほどの力をもった4体の生物兵器(輝光・灼熱・汚染・虚無)を造り上げた。そして使われてはいけないその忌まわしき力は大地の果てまで放たれ、ラグナロックと呼ばれるその日から7日7晩で、ほとんどの神族はおろか巨人族をも大地ごと滅ぼしてしまった。その後この2種族が大地に再び現われたという話は未だ聞かない。

  ラグナロックが神話と呼ばれる様になってから久しいときの、ある場所にジタン王国という国があった。それまで平和であったこの国は、突然ブラーゼン伯爵と名乗る男の率いる魔物の軍団に攻め込まれたのであった。ジタンの軍事力は永い平和のため衰えていたが、時の国王ファーレンハイト2世の巧みな兵法により、魔軍の侵攻を阻止するどころか逆に魔軍を追い込んでいった。

その最中、古代巨人族が神々に対抗するために造ったといわれる生物兵器の1つ”輝光”(邪眼のバラー)を、ブラーゼン伯爵が復活させつつあるという凶報が入った。

バラーの力を封じ込めるには、かつて神族が持っていた力と同等の力を持つ高エネルギー体「ロシュファの魂」が必要だということを知ったファーレンハイト2世は、ジタン王国を訪れた不思議な力を持つ戦士レオンに、「ロシュファの魂」の探索を託すのであった。

戦士レオンの物語はここから始まる。

各機種毎の違いなど

MSX2版

オリジナル。背景他ドット絵が巧み。高性能なPCに移植されたX68000版よりも演出などで優れた部分もあるほど。敵などが少しでも多めに出ると処理が重くなったり、初期状態では攻撃力があまりにも低いとこなどが難点か。

x68000版

『幻獣鬼』、とそぐわない(?)タイトルに変わってしまい、元タイトルはサブタイトルに追いやられた。面数が増え、PCの性能を活かして高解像度にするなど 基本的にはMSX2版のアッパーバージョン。

Link

動画Link

OLD PC

Posted by muimui